きまぐれに

極度の面倒くさがり屋が日々のあれこれをぼやいたり、そうじゃなかったり

ストレスな話

この記事には人間の面倒くさい部分が多分に含まれています。

読んでいて不快になる方もいらっしゃると思うので、不快に感じた時点で読むのをやめてください。

もし不快だけど読み進めてやっぱり最後まで不快だったという方は、自己責任なので文句言わないでください。

嫌だと思ったらUターン。こんな読む義務もないような所で無理しないでください。


まるで一昔前の自作ホームページにある注意書きみたいだと思われた方、貴方とはいい酒が飲めそうです。


本題


最近周囲で自律神経失調症が話題なのと、私自身が先日それで苦しんだばかりなので、今回はストレスによる自分の不調と周囲への愚痴を書き連ねていこうかと。

ストレスで苦しむ人々に共通してるのが、周囲に理解されないことと自分の力じゃ限界があることだと思うんですよね。

私の話になりますが、幼い頃から腹痛と頭痛に悩んでいたところ、親や医師、教師、クラスメイトに理解されず辛い思いをしてきました。


まだ小学生だった頃、私はよく昼食後に腹痛を起こしていました。

へその下辺りをぎゅっと捕まれるような痛みで、トイレに行っても治まらずに何十分も閉じ篭っていることがしょっちゅうありました。

あまりに酷いので早退、という日々を繰り返していたため、親に病院へ連れていかれ精密検査をすることに。

しかし、結果は身体が健康であることを証明するに終わりました。

そのせいで私がいくら「お腹が痛い」と訴えてみても仮病扱いをされ、しまいには関係ない発言も全て嘘だと思われるようになり、嘘つきだと怒られるようになりました。


けれども痛いものは痛い。身体に異常が見つからなくても症状は消えないのです。

こうして周囲の理解を得られず、トイレに籠ると馬鹿にされたり不調を訴えると怪訝な顔をされたりする日々が始まったのでした。

小学校を卒業する頃には、自分が何を言っても信じてもらえないというのを悟りきっていたので、痛みを感じても笑顔でごまかして耐えるようにはなっていました。


中学生になった頃、体を鍛えれば腹痛も起こらなくなるのではと思い運動部へ。

もともと運動が苦手な私は卒業するまで部内最下位を貫き通すことになるのですが、何とか義務感で3年間通うことができました。

肝心の腹痛はというと、治らない。

むしろ頻繁に起こるようになりました。

これはもしかしたらストレスのせいでは?と自覚し始めたのがこの頃でしたね。

とりあえず親にもストレスが原因ではと相談してみたところ「お前にストレスなんてないだろ」と一笑にふされて終わり。

当時はメディアでうつ病について触れ始めたくらいだったので、現在よりもストレスによる病についての理解が乏しく、「ストレスは甘え」という風潮が当たり前でした。

そんな環境に育ったので、自分自身でも「ストレスは甘え」と思うようになり、自己嫌悪で毎日が嫌になってましたね。


さて、順調とはいえないけれど成長していった私は、とある問題にぶち当たることとなります。

それは、生理痛です。

あ、いまさらですが私の性別は女です。

これは一部の女性から理解を得られるものだと思いますが、生理痛って本当に苦しいんですよ。

痛みについては言葉で説明しつくせないほどあちこちがあらゆる痛みに襲われるので割愛します。

生理痛の苦しみはその痛みが(波はあれども)ほぼ一日中、何日間も続くというところにあります。

ぶっちゃけ前から腹痛を起こしていたので周りの女子が苦しんでいるのを見て、私の腹痛ほどじゃないだろと内心バカにしていました。

当時の自分を殴って土下座したいです。

初めて生理痛に襲われた時は、出血も相まって自分の体内で何が起こっているんだろうと不安になりました。

大げさですが死も覚悟しました。母に泣きながら言ったら爆笑されましたが。


察しのいい方は何のために生理痛を話題にだしたか分かると思います。

そう、生理がきたことによって、私はストレスの腹痛と生理痛を同時に起こすようになったのです。

単品だけでも辛いのに、同時にくるともう地獄です。

片方の痛みでもう片方が相殺される事なんてありません。

あまりの痛みで吐いたことも何度もあります。

それでもストレスの腹痛は「いつもの腹痛」という認識になっていたので、どれだけ苦しくても病院へ行ったり周囲に相談したりすることはありませんでした。

そういう年頃だったのもあり、いったところで誰にも信じてもらえない。信じてもらえないなら自分が傷つくだけだから一人で耐えよう。と考えるようになってました。


何も解決されないまま時は流れ。

話は昨年のことになります。

仕事中に「いつもの腹痛」が起き、トイレに行っても治まらないことは分かりきっていたので痛みが去るまで仕事をしながら耐えていました。

けれどもいつまで経っても痛みは去らず、仕事もできないほどに悪化してしまったので慌ててトイレへ。

その日はトイレで吐いたことですっきりして何事もなかったように仕事へ戻りました。

ただ、職場で吐くなんてことは初めてで、以前胃腸炎を体験していたこともあって、しばらく様子をみることに。

とりあえず胃に優しいものを食べて早寝早起きを心がけるなど規則正しい生活を意識してみました。

そんなことで治るわけないと思いつつ過ごしてみても、案の定症状は治まらず。

むしろ悪化して毎日吐くようになってしまいました。

さすがにこのままでは職場に迷惑がかかるので、休みを貰って病院へ。

そうして診断されたのが「過敏性腸症候群」と「機能性ディスペプシア」です。

幼い頃から悩み続けた「いつもの腹痛」に名称がついた瞬間でした。


そこからは通院して色んな薬を試すようになり、自分でもネットを駆使して自律訓練法やらリラックスの方法やらを調べてみたりするようになりました。

振り返ってみるとストレスによる不調に対して本格的な対処をしたことってなかったんですよね。

ただ耐えて苦しみが過ぎるのをじっと待つような日々だったので、積極的に何かするのは初めて。

もっと早くから知っておけば良かったなと後悔しますが、ようやく症状を和らげる方法が見つかったので精神的にはだいぶ楽になりました。

もちろん今でも症状は残ってますし、何をやっても楽にならないから結局耐えるしかないこともあります。

しかし、以前に比べればマシになった。

最近じゃどれが自分に合ったリラックス方法なのか探るのが趣味となりつつあります。


昔に比べれば、今はストレスに対する理解が良くなっているように感じます。

未だに親の理解は得られない現状で「そんなストレスに弱いとこの先やっていけない」と言われる日々ですが、病院に行けば医師が相談にのってくれて、友人とも辛さを分かち合えるようになりました。

ネットで調べれば眉唾ものの情報からそれなりに信用できる情報まで、たくさん得られる時代になりました。

ちなみに記事としては腹痛だけを挙げましたが、他にも頭痛や動悸息切れホットフラッシュなど自律神経失調症の症状はたくさんあります。

周囲で苦しんでいる人がいる方、または現在苦しんでいる方は、ストレスの苦しみを否定しないでみてはどうでしょうか。

つい視野が狭くなりがちなこの頃ですが、意外と対処法はたくさん転がっているものですよ。


以上、まぁ長い目で気楽に、時々枕に顔を押し付けながら、笑って日々を過ごせたらいいなぁと思う人間からでした。